
京都大学
「吉田寮」
こんにちは!秀吉ヤングです。
皆さんは関西トップの大学である京都大学の敷地内に存在する激ヤバな学生自治寮「吉田寮」をご存知でしょうか?
この吉田寮は、
「吉田寮は廃墟」
「敬語禁止」
「家賃が月2500円」
「やばい学生たちの巣窟」
「ボロボロすぎて崩壊している」
「12浪の学生がいる」
「アニメ化もされた人気小説四畳半神話大系の舞台」
「学生が夜な夜な爆弾を作っている」
などネット上では様々な怪しいウワサが飛び交っています。
まずはじめに、写真を見て吉田寮のヤバさをみなさんに実感してもらいたいと思います。

この写真を見て
「いやいや、何時代やねんww」
「流石に住んでる人おらんやろww」
と思った方がほとんどだと思いますが、これを撮影したのは平成です。
現在も約100人くらいの京大生がこの吉田寮に住んでいるそうです。
写真を見て吉田寮のヤバさが少しわかったところで、日本最古の学生自治寮「吉田寮」をご紹介して行こうと思います。
吉田寮とは

京都大学吉田寮(きょうとだいがく よしだりょう)は、京都大学の吉田キャンパス(京都府京都市左京区)内にある学生寮で、日本最古の現役学生寮として知られています。
寮生による自主運営が特徴で、長い歴史の中で独特の文化を形成してきました。
しかし、老朽化や大学側との対立により、存続をめぐる議論が続いています。
建物自体は木造の2階建てとなっていて、築年数は106年、日本最古の学生寮と言われています。
基本情報は、吉田寮の公式ホームページに記載されていたので引用させてもらいます。
1.現棟:木造二階建て 築106年(1913年~)
京都大学吉田寮公式サイト「吉田寮について」(https://www.yoshidaryo.org/about/)
新棟:木造・RC混構造地上3階+地下1階建て 築4年(2015年~)
2.和室120部屋(現棟)+60部屋(新棟)(いずれも相部屋)
3.寮費:一ヶ月あたり約2500円(寄宿料400円・水光熱費約1600円・自治会費500円)
4.炊事場・トイレ・シャワー・洗濯場・畑あり(いずれも共同)
5.その他にも備品多数あり(家具は入寮後に揃えることを強くおすすめします)
まず驚きなのが寮費が月2500円という安さ!
ネットカフェで一泊するのと同様の値段で1ヶ月寝泊まりできるなんて学生にとっては最高ですね。
しかし、これだけ安いだけあって全て相部屋、トイレとシャワーが共同という欠点もあります。
(まあ、あるだけまし笑)
あと、日本最古というだけあってかなりボロボロです。
吉田寮とは何かについてみなさんに理解してもらったところで、実際に吉田寮へ行ってみましょう!
京都大学
吉田寮があるのは、京都大学の吉田キャンパスのため、初めて京大へ行きました。
正門から京大のキャンパスに入るといきなり有名な「タテカン(立て看板)」が!!
いきなり癖がすごいwww

このタテカンは、京大伝統のゲバ文字で書かれていて、内容は
「大学側は学生ともっと話し合うべき」
「タテカンを破壊するな」
「吉田寮の寮生募集停止するな」
「左○的活動した学生の定額処分を取り消せ」
的なことが書かれているのだと思います。
あと、面白いのはこのタテカンを作成し置いたのが『「サル化」する京都大学を憂うゴリラ有志の会、中世の大学の良さを取り戻したいスコラ哲学者有志の会』という団体みたいです。
(団体名が長げえwww)
他にもいっぱいタテカンがあったので載せます。



今の学生は政治に興味がないとか草食化が問題視されている中、このようにタテカンを立てたり演説したりして活動的な学生が多くいる京都大学はやはり面白いですね。
他には、サークルの募集張り紙も京大ならではの個性的のものが多く見つかりました。
京大生はやっぱイカれてやがるwww(いい意味で)


ついに吉田寮へ
京都大学吉田キャンパス周りを散策した後は、先程のタテカンがあった百周年時計台記念館から徒歩10分くらいの場所にある吉田寮へ向かいます。
地図ではこの辺り↓

京大吉田キャンパスから歩くこと約10分…
ついに吉田寮到着!!!


「えっwwなにここ、めっちゃニワトリおるし、建物やべえええええええ!!!!!」
なんかすごいところに来てしまったと思いながらも、とりあえず外観から見て回ることにしました。


やはり築100年超えの木造の建物は雰囲気が違う!!!

昭和初期にでもタイムスリップしたような感覚になります。
また、このような古い建築物が好きな方はテンションが上がること間違いなしです。

さらに進むと増築されたであろう謎の小屋がありました。


おそらくですが、先ほどいたニワトリの小屋だと思われます。
ウワサによると吉田寮のニワトリたちは、寮生の家畜として飼われているらしく、最後には絞めて食べているそうです。
(信じるか信じないかはあなた次第…。)
寮内部へ
外観を見学していると入り口っぽいところを発見しました。
しかし、左の扉をよく見ると獣の毛皮が貼り付けられていてかなり入りづらい雰囲気。。。

あと、勝手に入って捕まったら僕も皮を剥がれて貼り付けられるのではないかと思っていたところ、寮生と思われる方がいたので、中に入っていいか許可を求めるとOKとのこと。
(吉田寮生ということで勝手に怖がっていたけどめちゃくちゃいい人でした笑)
しかし、その方が言うにはプライバシーがあるため部屋内及び寮生については撮影禁止とのことでした。
確かに、扉が開いているとはいえ部屋の中を撮られるのは嫌ですもんね。
ついに吉田寮内部へ

中は意外にも電気がついていたり、消火器が置いてあったりと思ったより普通でした。

階段も雰囲気があっていい感じ。
しかし、築100年超えの建物というだけあってかなり老朽化している部分も見られました。

廊下は老朽化が進み通るのが怖すぎる橋がかかっていました。
壁にはかなり古い張り紙も発見。

やはりここは京大!
元々は吉田寮にも過激派左●学生が沢山住んでいたということが伺われます。
(現在は多分いない)
ほかには、「排泄はトイレで」の張り紙。
これは集団生活を送る上で最も大切なことですね!笑

逆にトイレ以外で排泄するやつが住んでいるのが怖すぎる笑

他にも「地球屋」と書かれたプレハブ小屋も発見しました。

寮生が使う図書館のようなものなのでしょうか?
わからなかったのでこれで吉田寮を後にします。
以上で、一通り寮内を見学したので今回の潜入は終了して帰ろうと思います。
最後に

今回は、激ヤバな学生自治寮「吉田寮」についてご紹介しました。
現在は、吉田寮内の見学ツアーやイベントなども行っているみたいなので、是非みなさんも参加してはいかがでしょうか?
また、1泊200円で吉田寮に泊まることもできるみたいなので勇気ある方は泊まってみてもいいかもしれません。
最後に、吉田寮は老朽化の問題から京都大学に寮生の立ち退きを命じられているそうで学生自治会側と大学側で揉めているとのこと。
聞くところによると、大学側は、学生自治会側と話し合おうとせず、吉田寮への新入生の入寮妨害や退去通告、提訴など様々な手をつくして吉田寮を潰そうとしているらしいです。
個人的な意見としては、歴史的価値も高く、学生たちが自ら寮を管理、補修をしていて文化的にも素晴らしい吉田寮は逆に大学側が潰すのではなく、保存に力を入れるべきなのではないかと思いました。
最後に一言
「吉田寮がんばれ!!!」
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