西成WAN
(ウォールアートニッポン)
こんにちは!秀吉ヤングです。
今回は、南海荻ノ茶屋駅を南下する高架下の壁に描かれたウォールアート「西成WAN(ウォールアートニッポン)」についてご紹介したいと思います。
西成WANとは
はじめに、「 西成WAN(ウォールアートニッポン)」とは何かについて解説していきます。
「西成WAN」とは、南海電鉄と阪南大学、大阪出身のアーティストが協力したグラフィティアートプロジェクトです。
このプロジェクトは、落書き(グラフィティ)が多く、治安が悪いという西成の街のイメージアップをする目的で始められました。
また、このプロジェクトにより西成への来訪者を増やそうといった目的もあるそうです。
今回のプロジェクトで個人的に良かったと思う点は、グラフィティ界で有名なアーティストに描いてもらうことで、上書きされる心配がないという点です。
なぜ上書きされないかと言うと、「現在あるグラフィティの上に上書きする場合は、現在あるグラフィティよりクオリティの高いものを描かなければならない」といったグラフィティ界の暗黙のルールが存在するからです。
詳しくはこちらの記事で書いています↓
「西成WAN」総合プロデューサー
西成WANを取り仕切る総合プロデューサーは、「SHINGO★西成」 さんです。
SHINGO★西成さんと言えば、「負けない」の看板でおなじみの西成出身のラッパーです。
こちらの記事でも少し紹介しています↓
SHINGO★西成/ここから・・・いまから
この曲のMVでは、西成WANが度々出てきます。
場所
地図上の住所は、「〒557-0004 大阪府大阪市西成区萩之茶屋3丁目10−10」です。
南海荻ノ茶屋駅を南下する高架下の壁沿いに描かれています。
写真
さいごに
行政が街のイメージアップを図る際には、「落書きを消す」ことが主に行われていましたが、消してもまた落書きされるといった「いたちごっこ」の状態が続いていました。
今回のプロジェクトでは、落書きの上にもっと上手いグラフィティアートを描くという手法でストリートカルチャーの暗黙のルールを利用して落書きを減らすといった斬新なアイデアは素晴らしいと思いました。
アンダーグラウンドなアートである「グラフィティ」を通して地域のイメージアップや街の活性化を図るということは西成以外の場所ではまだ少ないのではないでしょうか。
HIPHOPアーティストの「SHINGO★西成」さんを始め、様々なアーティストの方が関わって、今後の西成をさらに盛り上げていってほしいと思います!
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