【西成】あいりんセンター【内部潜入】
こんにちは秀吉ヤングです。
今回は、西成の代表的な建物である「あいりんセンター」を紹介したいと思います。
この建物は、新今宮の駅を降りた道路の反対側にあるため、多くの人が見たことはあると思います。しかし、内部には怖いし汚いし入る勇気がある人は少ないと思います。
なので今回は僕、秀吉ヤングが潜入してきました。
現在、あいりんセンターは耐震性の問題から閉鎖されているため、中に入ることはできませんが、2017年の内部に潜入したときの写真とともにお楽しみください。
あいりんセンターとは
あいりんセンターは、新今宮駅を降りた目の前の道路を挟んで向かい側にあります。
正式には「あいりん労働福祉センター」という施設であり、「あいりん地区の日雇い労働者の就労斡旋と福祉の向上」を目的で西成の街に建てられています。
あいりんセンターには職業安定所がありますが、雇用保険を支給するのみで、実際に求人活動を行うのは、手配就労斡旋となっておいます。
手配就労斡旋は、早朝に手配師と呼ばれる仕事の斡旋業者が大型の車を停め、日雇労働者向けに求人活動が行われるといったものです。具体的には、車に簡単な仕事内容と日給、場所が書かれた紙を貼って、それを見た労働者が手配師の車に乗るといったものです。
仕事内容は、解体などの肉体労働がほとんどです。
外側
まずは中に潜入する前にあいりんセンターの側面を見てみました。
写真のように、ホームレスの人達の荷物というか台車というか謎の私物が等間隔に並んでいます。
ゲバ文字風で書かれた「いざ、連続闘争へ!」の看板が置いてあります。
看板にはハングル文字も書かれいます。
左翼系の活動団体が立てたのでしょうか…。
1階
1階は、早朝は人が溢れるみたいなのですが、僕がいったときはお昼くらいだったので仕事にあぶれたおじさんが数人いた程度でした。
少し奥に行くとすごい悪臭が漂ってきました。その悪臭の方へ向かうとかなり大きいトイレがありました。
トイレにはドアがないため、ものすごい匂いが。。。
でも、トレインスポッティングに出てくる「スコットランドで一番汚いトイレ」よりは全然マシですね笑
2階
次に、階段を上がって2階へ潜入していきたいと思います。
2階も1階と同じような感じで特にこれといったものはなく、数人のおじさんがダンボールを敷いて寝ているといった感じでした。
しかし、お昼間なのにも関わらず、なんかどよんとした暗く重い空気が漂っていました。
3階
3階もまた同じような雰囲気です。
食堂やあいりん労働公共職業安定所、西成労働福祉センターがあるみたいなのですが、僕が行ったときはすべて閉まっていました。
3階の壁に案内図が貼っていました。
案内図で気づいたのですが、1階から3階だけじゃなく地下階もあったことを知りました。しかも、地下にシャワー室があるなんて。。。
案内図の横にある、隣のご注意の看板の⑤に少し気になる文章を見つけました。
「施設内でアジッたり多人数でねり歩いたりしないでください」と書かれています。
そこで、「アジる」ってなんやねんと思い調べてみました。
アジるとは、左翼の運動家がする煽る行為、煽動のこと。
agitationという英語から来た俗語。つまり左翼の演説で、聴衆に意見を訴えかけていることを指す。おもに60年代や70年代の左翼の運動のころに使われた語だが今でも使う。「左翼の学生運動家が何かアジっている」
ニコニコ大百科 https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%8B より引用
つまり、アジるとは左翼活動家があいりんセンター内で日雇労働者に対し演説をしストライキや暴動を煽ることみたいですね。
西成には昔から左翼団体が日雇労働者とともに何度も暴動を起こしてきた歴史があるのでこのような注書きが書かれたのでしょう。
現在のあいりんセンター
あいりんセンターの内部潜入は以上です。
最後に現在のあいりんセンターを見てもらいましょう。
現在のあいりんセンターはシャッターが閉めれれていて中に入ることはできませんが、写真のように多くのホームレスの人たちがセンターの周りをテントを張ったりして占拠し、抗議活動を続けています。
いずれ不法占拠しているテントやダンボールハウスも強制撤去されてしますのでしょうか。。。
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