韓国ディープ裏案内|観光ガイドには絶対載らない情報まとめ

韓国ディープ裏案内
観光ガイドには絶対載らない
情報まとめ

こんにちは!秀吉ヤングです。

韓国といえば、最新のK-POP、流行のコスメ、グルメの宝庫として世界中から観光客が集まる人気の旅行先です。ソウルの華やかな明洞や弘大、釜山の海雲台ビーチなどは、ガイドブックやSNSでよく紹介される定番スポットでしょう。

しかし、韓国には観光ガイドには載らない「裏の顔」が存在します。

それは少しディープで、時には驚きや戸惑いを与えるような一面です。

海外旅行を楽しむ上で、その国の文化や歴史に触れることは大切ですが、表向きの観光地だけでは分からない「リアルな日常」や「裏側」を知ることも、旅の奥深さを増すポイントになります。

韓国は近くて馴染みのある国であるからこそ、知らなかった裏事情を知ることで、より新鮮な驚きが得られるはずです。

本記事では、韓国の空港や駅に設置されたガスマスクの理由から、繁華街に散乱する違法金融広告、さらには観光客でも体験できる実弾射撃場まで、観光ガイドにはまず載ることのないディープな情報を写真付きで紹介していきます。

もちろん、危険に近づくことを推奨するわけではなく、「そういう一面もある」という視点で楽しんでいただければと思います。

特に初めて韓国を訪れる方にとっては意外な驚きの連続になるでしょう。

たとえば、駅に必ずガスマスクが備え付けられているのは、歴史的背景や北朝鮮との緊張関係を反映しているものです。

また、街角で目にする日雇い金融の名刺広告や、路地裏の怪しい雰囲気は、ガイドブックの明るいイメージからは想像できない現実です。

さらに、日常の中に政治的なメッセージが貼られていたり、タバコのパッケージに衝撃的な写真が印刷されていたりと、日本と似ているようで全く違う一面が垣間見えるのです。

もちろん、こうしたディープな一面を知ることは「危険だから行くな」という意味ではありません。

むしろ、韓国社会のリアルを理解することで、表と裏の両方を体験し、旅をより豊かにすることができます。

海外旅行は「非日常」を味わうためのものですが、その国の「日常」や「影」の部分を知ることで、本当の意味での異文化体験につながるのです。

この記事では10のトピックに分けて、韓国の裏案内を徹底的に掘り下げます。

写真を交えながら、旅行者が見落としがちなポイントを紹介することで、これから韓国旅行を計画している方にとって参考になるだけでなく、すでに訪れた方にとっても「そういえば、あれってそういうことだったのか」と新しい気づきを得られる内容に仕上げていきます。

空港や駅に必ずある「ガスマスク」設置の理由

韓国を訪れたことがある方なら、一度は駅や空港で「謎の箱が並んでいる」のを目にしたことがあるかもしれません。その中に備え付けられているのが、防毒マスク、いわゆるガスマスクです。

日本の鉄道駅ではまず見られない光景なので、初めて目にした旅行者の多くは「なぜこんなものが必要なの?」と驚きを隠せないでしょう。

このガスマスクの設置には、韓国特有の歴史的・地政学的な背景があります。

最大の理由は、朝鮮戦争以降70年以上続く「北朝鮮との緊張関係」です。

韓国は常に有事の可能性を意識せざるを得ない国であり、その一環として公共交通機関や空港など、多くの人が集まる場所にガスマスクが配備されているのです。

もし化学兵器や毒ガスが使用された場合、市民がすぐに避難できるよう準備が整えられているわけです。

日本でも防災意識は高いですが、想定しているのは主に地震や津波、台風といった自然災害です。それに対し韓国では、自然災害だけでなく「軍事的脅威」への備えが日常的に組み込まれている点が大きな違いと言えるでしょう。

駅の非常口や避難経路の案内が丁寧に整備されているのも、その延長線上にあります。

実際にソウルの地下鉄に乗ると、通路の壁やプラットフォームの隅に「民防備品」と書かれたボックスが設置されているのを見つけることができます。中にはガスマスクだけでなく、簡易的な救急セットや非常用の懐中電灯などが入っている場合もあります。

観光客からすると少し物々しい雰囲気に感じますが、韓国の市民にとっては「当たり前の存在」であり、普段はほとんど意識していません。

興味深いのは、このガスマスク設置が単なる「形だけの備え」ではないことです。

韓国では毎年、全国規模で「民防訓練」が行われ、サイレンが鳴ると車両が一斉に停止し、市民が避難行動を取るシミュレーションが実施されます。

観光客がちょうどこのタイミングに遭遇すると驚きますが、それも韓国の日常の一部。こうした訓練により、有事の際の対応がある程度スムーズに行える体制が整っているのです。

また、韓国の空港でも同じようにガスマスクや防災設備が配置されています。特に仁川国際空港のような大規模な施設では、テロや軍事的脅威への対応を想定した危機管理体制が非常に厳格に整えられています。

日本の空港ではあまり意識されない部分ですが、韓国の地政学的な立場を考えれば当然の備えと言えるでしょう。

こうした現実を知ると、観光地としての韓国の華やかなイメージとのギャップに驚かされます。

しかし同時に、「平和な日常を保つために、裏ではこれほどの備えがされているのだ」という事実に気づくことができます。

旅行者にとっては少し緊張する光景かもしれませんが、これもまた韓国という国のリアルな側面の一つなのです。

観光客も体験できる「実弾射撃場」

韓国旅行の「裏体験」として、意外に人気があるのが 実弾射撃場 です。

日本では銃刀法によって一般人が銃を扱うことは厳しく制限されています。そのため、銃を撃つという行為自体が非日常的であり、多くの日本人観光客にとって「ここでしかできない体験」となっています。

ソウルや釜山などの都市部には観光客向けの射撃場が存在し、外国人でもパスポートを提示すれば利用可能です。施設によって異なりますが、日本語での説明が受けられたり、9mm拳銃やリボルバー、時には自動小銃まで扱える場所もあります。

もちろん安全対策は徹底されており、スタッフが必ず横について指導してくれるので、初心者でも安心して体験できます。

実弾射撃場を訪れると、まず最初に耳栓や防護用ヘッドフォンを装着します。

銃声は映画やゲームで聞くよりもはるかに大きく、初めて引き金を引いた瞬間は、体に衝撃が響き渡る感覚に思わず驚く人が多いです。

反動(リコイル)の強さも予想以上で、実際に「本物の銃」を撃つ体験がどれほど迫力あるものかを実感できます。

観光客に人気の理由の一つは、単なる娯楽にとどまらず、韓国社会の一面を垣間見られる点です。韓国は徴兵制がある国であり、多くの若者が軍隊で実際に銃を扱う経験を持っています。

そのため、市民にとって銃は映画の中だけの存在ではなく、ある意味「現実の延長線上」にあるものです。観光客向け射撃場の存在も、そうした社会的背景と無関係ではないと言えるでしょう。

一方で、ディープな視点で見ると、この実弾射撃場には賛否もあります。

銃社会ではない日本から来た旅行者にとっては刺激的な体験ですが、韓国国内では「観光の一環として銃を娯楽化してよいのか」という議論があるのも事実です。

特に過去には射撃場での火災事故や不正利用が問題となったこともあり、安全性や規制の強化が求められる声もあります。

料金は施設によって異なりますが、おおよそ1回あたり3万〜5万ウォン(日本円で3,000〜5,000円前後)が相場です。弾数や銃の種類によってコースが分かれており、射撃中の動画を撮影できるサービスが付いている場合もあります。

また、韓国の射撃場は大都市の繁華街に位置していることが多いため、ショッピングや観光の合間に気軽に立ち寄れるのも特徴です。明洞や江南といった観光エリアにも複数の射撃場があり、K-POPショップ巡りやグルメ探索の合間に立ち寄る旅行者も少なくありません。

ただし、あまり表には出てこない話として「軍事的緊張感が背景にあるからこそ、銃が身近に存在する」という現実を忘れてはいけません。韓国の裏事情を理解する上で、実弾射撃体験は単なるアトラクションではなく、国の安全保障や市民意識と深く結びついているのです。

旅行者にとってはエキサイティングなアクティビティですが、その裏には韓国社会のリアルが垣間見える――これこそまさに「裏案内」として体験する価値があると言えるでしょう。

繁華街に散乱する「違法金融広告」

韓国の大都市を歩いていると、旅行者が必ずと言っていいほど目にするのが、地面に落ちている無数の名刺サイズのカードです。

一見するとただの広告チラシのようですが、その多くは「日雇い貸付」「即日融資」といった文字が書かれた 違法金融業者の広告 です。

特にソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)、江南(カンナム)、弘大(ホンデ)など若者や観光客が集まるエリアでは、夜になれば歩道がこうした名刺で埋め尽くされていることも珍しくありません。

これらは韓国語で「사채(サチェ)」と呼ばれる高利貸し業者の宣伝で、公式な金融機関ではなく、法外な金利で貸付を行う違法業者です。

電話番号と簡単なキャッチコピーだけが印刷されているシンプルなデザインで、カードの裏面にQRコードが印字されている場合もあります。うっかりスキャンすると闇金業者へ直通でつながるという仕組みです。

日本の繁華街でもポケットティッシュやビラ配りはよく見られますが、韓国の名刺広告は「落ちている」という点が特徴的です。

業者が直接配布するのではなく、夜中にまとめて歩道に撒き散らすため、翌朝になると街全体が名刺で散乱しているような光景になるのです。

清掃員が片付けても、また次の日には同じようにばらまかれている――まさに「イタチごっこ」の状態です。

こうした違法金融広告が蔓延している背景には、韓国社会特有の事情があります。まず、若者の失業率の高さや就職難、さらに学費や生活費の負担が重いという現実があります。

急な出費や生活苦に陥った人が、銀行ローンではなくこうした「即日融資」に手を出してしまうのです。特にソウルなどの都市部では生活費が高いため、需要が絶えないという負の連鎖が続いています。

しかし、これらの業者を利用してしまうと深刻な問題に巻き込まれるリスクがあります。高額な利子を課せられるだけでなく、返済が滞ると暴力や脅迫に発展するケースも少なくありません。

韓国ドラマや映画で描かれる「闇金業者に追われるシーン」は決して誇張ではなく、実際の社会問題として存在しているのです。

旅行者にとっても、この光景は韓国の「裏の顔」を感じるポイントです。

華やかなネオンに包まれた繁華街の足元に、無数の名刺が散乱している――その対比は強烈で、「韓国の都市のもう一つの現実」を突きつけられる瞬間でもあります。

もちろん、旅行者が直接被害に遭うことは少ないですが、興味本位でQRコードを読み込むのは絶対に避けるべきです。

また、韓国では政府や自治体もこうした違法広告の取り締まりを強化しています。清掃活動の強化や、違法広告専用の通報アプリの運用などが行われていますが、根本的な需要がある限り、完全に消し去るのは難しいのが現状です。

韓国旅行の際に、繁華街を歩いていて「名刺みたいなものがやたら落ちているな」と気づいたら、それはまさに裏社会とつながる「闇金業者の広告」かもしれません。

華やかな街並みの足元に潜む現実を知ることで、韓国の都市をより多角的に理解できるでしょう。

トイレ前の自販機で売られているものとは?

韓国を旅行していて、意外な驚きを覚えるスポットの一つが「公衆トイレの前」に設置されている自動販売機です。

日本でもトイレの近くに飲み物やガムの自販機がある光景は珍しくありませんが、韓国の自販機にはそれだけでなく、ちょっと意外な商品が並んでいることがあります。

例えば、一般的なお菓子やジュースの隣に「コンドーム」が販売されているのです。しかも堂々とラインナップされており、ガムやチョコレートと同じような感覚で買えるようになっています。

日本ではコンビニやドラッグストアで販売されていますが、公衆トイレ前の自販機に設置されていることはほとんどありません。

そのため、初めて目にした旅行者は驚きとともに「さすが韓国、オープンだな」と感じることが多いようです。

この背景には、韓国社会の「性に対する意識」の違いがあります。

韓国は一見すると保守的な国のように思われがちですが、都市部の若者文化においては性に対して比較的オープンな側面があります。

避妊や性教育の重要性が広く認識されているため、必要なものを隠さずに提供する仕組みが整えられているのです。

コンドームの自販機がトイレの前にあるのも「必要な人がすぐに買えるように」という合理的な考えに基づいています。

また、韓国では性教育や安全な性行為に関する啓発が積極的に行われており、大学キャンパスや繁華街でも啓蒙ポスターを見かけることがあります。こうした環境があるからこそ、公衆トイレの自販機にコンドームが並んでいても、特別に違和感を持たれることは少ないのです。

自販機のラインナップは場所によって異なります。観光地や繁華街のトイレでは、コンドームに加えてエナジードリンクやミント菓子など「デートや夜遊びの流れで需要があるもの」が多い傾向にあります。

一方、地方の駅やバスターミナルのトイレでは、比較的シンプルにガムやキャンディ程度にとどまる場合もあります。

旅行者にとって、この光景は「韓国社会のリアルな価値観」に触れるきっかけとなります。特に日本との違いを強く実感できる場面であり、「同じような自販機文化があっても、売られているものが全く違う」というギャップは非常に興味深いものです。

ただし注意点として、公衆トイレ周辺は夜になると治安が少し悪化することもあります。繁華街では酔客が多く集まりやすく、特に女性の一人利用は注意が必要です。コンドームの自販機はあくまで「文化的な違いを示す象徴」として捉え、わざわざ夜遅くに立ち寄る必要はありません。

韓国旅行では、華やかなショッピングやグルメを楽しむのはもちろんですが、こうした日常に根付いた小さな文化の違いを発見することも、旅の醍醐味のひとつです。

トイレ前の自販機という、ちょっとした日常の一場面にも、韓国社会の裏側と合理性が映し出されているのです。

裏路地の独特な雰囲気と治安事情

韓国を訪れる旅行者がしばしば感じるのは、大通りの明るさと裏路地の暗さのギャップです。

ソウルの明洞や弘大、釜山の西面などの繁華街はネオンや人の活気に溢れ、夜遅くまで多くの人で賑わっています。しかし、一歩裏通りに入ると、急に静かになり、少し緊張感の漂う雰囲気に包まれることがあります。

この「裏路地の空気感」は、日本の新宿歌舞伎町や大阪のミナミと似たような部分があります。

昼間は飲食店やカフェの裏口程度に見える道でも、夜になると薄暗く、人通りが少なくなり、観光客にとってはやや不安を感じさせる場所に変わります。

実際に治安が極端に悪いというわけではありませんが、路地裏はスリや酔っ払いとのトラブルなど、小さなリスクが潜んでいるエリアでもあります。

特に韓国の裏路地で特徴的なのは、「客引き」や「呼び込み」の存在です。

焼肉店や居酒屋が軒を連ねるエリアでは、路地を歩いていると店員が積極的に声をかけてきます。日本の繁華街でも似たような光景はありますが、韓国の呼び込みは比較的フレンドリーで強引さは少ないものの、時には「日本語でしつこく勧誘される」こともあります。

観光客であることが分かると、割高な料金を提示されるケースもあるので注意が必要です。

もう一つ、韓国の裏路地を歩くと目につくのが「赤提灯」のような雰囲気の飲み屋街です。小さな居酒屋やチキン屋、韓国式のポチャ(屋台酒場)が並び、現地のサラリーマンや学生が深夜まで酒盛りをしています。

観光客が立ち寄れば現地の人との交流が生まれることもあり、魅力的な体験となる一方、酔っ払い同士の口論や小競り合いを目撃することもあるでしょう。

韓国は比較的安全な国とされていますが、アルコールが絡むと雰囲気が一変するのは日本と同じです。

また、裏路地の壁や電柱には政治的なステッカーや落書きが貼られていることも多く、街の空気を一層ディープにしています。

これらについては次章で詳しく触れますが、観光客が何気なく歩いているだけで「社会の裏側」を感じられるのも路地裏の特徴と言えます。

旅行者にとっての一番の注意点は「夜遅くに人気のない路地に入らないこと」です。

韓国は治安が良いと言われていますが、それは「大通り」や「人が多い場所」に限られる話です。路地裏ではスリや置き引きが発生することがあり、特に女性の一人歩きは避けた方が無難です。

タクシーや地下鉄を利用すれば簡単に移動できるので、わざわざ裏路地を通る必要はありません。

ただし、昼間の裏路地は別の顔を見せてくれます。市場の裏道では生活感あふれる屋台や古い商店が並び、観光客が知らない韓国の日常に触れることができます。

明洞の裏通りでは、観光地価格ではない安い食堂やローカルなカフェを見つけることもでき、路地を探検するのが楽しい時間になることもあります。

つまり、韓国の裏路地は「リスクと魅力が共存する空間」と言えるでしょう。

安全に楽しむためには、昼間に散策して地元の生活文化を感じ、夜は無理に立ち入らずメインストリートを歩くのがおすすめです。

裏路地の空気感を理解することで、韓国旅行はより立体的に見えてくるはずです。

街に貼られた「政治的ステッカー」

韓国を歩いていると、街の電柱や壁、バス停や地下鉄の入口など、至るところに貼られた「ステッカー」や「ポスター」に気づくことがあります。

一見すると単なる落書きのようにも見えますが、よく目を凝らして読むと、それらの多くは政治的なメッセージを含んでいます。

例えば、「労働者の権利を守れ」「財閥解体を」「反戦・平和」などといったスローガン、あるいは特定の政治家を批判する文言などが並んでいます。

韓国の街にはこうした市民運動や政治的意見を表明するステッカーが大量に存在し、まるで「声なき声」が街中に散りばめられているかのようです。

日本では、政治的な意見を街中に直接貼り付ける行為は比較的少なく、選挙時に掲示板が設置されるくらいです。

そのため、韓国のステッカー文化は日本人旅行者にとって新鮮であり、同時に「社会の熱量の違い」を強く感じるポイントでもあります。

韓国は民主化運動の歴史を持ち、特に1980年代の軍事政権期には市民が街頭で声を上げることによって社会を変えてきました。

その名残として、現在でも市民運動や学生運動が活発であり、ステッカーや落書きはその延長線上にあるのです。ステッカーは簡単に剥がされても、また翌日には新しいものが貼られ、常に更新されていく「市民の掲示板」として機能しています。

ステッカーのデザインも多様で、文字だけでなくイラストやシンボルマークを用いたものもあります。中にはアーティスティックにデザインされたステッカーがあり、街のアートの一部として溶け込んでいる場合もあります。

観光客が写真を撮ってSNSにアップするケースもあり、単なる政治的メッセージを超えて「街の風景の一部」になっているのも面白い点です。

一方で、こうしたステッカーは韓国社会の分断や対立を象徴している面もあります。財閥批判、政府批判、労働争議の訴えなど、多くは不満や怒りの表現です。

旅行者がそれらを読んで内容を完全に理解するのは難しいかもしれませんが、「街の空気が張り詰めている理由」を直感的に感じ取ることはできるでしょう。

また、特定のエリアでは政治的なステッカーが特に多く見られます。大学周辺では学生運動に関連するものが多く、ソウル市庁や光化門広場の近くでは社会運動団体によるステッカーが目立ちます。逆に観光地ど真ん中の明洞や江南では比較的少なめですが、それでも路地に入ると電柱や壁にペタペタと貼られているのを発見できます。

旅行者がこれらのステッカーを通じて知るべきことは、韓国社会が非常に政治意識の高い国であるという点です。日常生活の中に政治が溶け込み、街そのものが一種の「意見発表の場」となっているのです。華やかな観光地の裏側に、こうした市民の声が刻まれていることを意識すると、韓国旅行はより深みを持って感じられるでしょう。

もちろん、旅行者が直接こうした運動に関わる必要はありません。しかし、ステッカーを目にした時に「これは単なる落書きではなく、社会の声なのだ」と理解することで、韓国のリアルな一面を体験できるはずです。

韓国のタバコに印刷された衝撃的な警告写真

韓国を訪れた喫煙者、あるいはコンビニで何気なく商品棚を見た旅行者が驚くものの一つに、タバコのパッケージ があります。

日本でもタバコの箱には「喫煙は健康を害します」「未成年者の喫煙は法律で禁止されています」といった警告文が記載されていますが、韓国のタバコには文字だけではなく、ショッキングな写真 が大きく印刷されているのです。

例えば、黒く変色した肺の写真、喉頭がんで声を失った患者の画像、歯がボロボロに崩れた口元の写真など。パッケージの半分以上を覆うように掲載されており、一目で「タバコがどれほど危険か」を訴えかけてきます。初めて韓国でタバコを手にした日本人旅行者の多くは「ここまで露骨に見せるのか」と強いインパクトを受けます。

この制度は2016年12月から施行されたもので、韓国政府が喫煙率を下げるために導入した対策のひとつです。単なる注意書きでは喫煙抑止効果が薄いため、視覚的に衝撃を与えることで「吸う気をなくさせる」ことを狙っています。

実際、導入直後はタバコ売り場に不気味な雰囲気が漂い、旅行者も「コンビニでお菓子や飲み物を買おうとしたら、隣に怖い写真が並んでいてギョッとした」という体験談をよく耳にします。

また、韓国では公共の喫煙ルールも非常に厳しく、ソウル市内の多くの場所では路上喫煙が禁止されています。指定された喫煙所以外で吸うと罰金が科されるため、喫煙者にとっては日本以上に肩身の狭い環境です。

その上で、タバコのパッケージに強烈な写真を掲載するという徹底ぶりは、韓国社会の「禁煙推進の本気度」を象徴しています。

旅行者にとって、このタバコのパッケージは「韓国の日常文化の違い」を強烈に感じるポイントです。日本でもグラフィック警告を導入すべきかどうかは長らく議論されてきましたが、韓国の例を目の当たりにすると、「もし日本でもこうなったらタバコを吸う人は減るかもしれない」と感じる人も多いでしょう。

一方で、喫煙者の中には「逆に慣れてしまって効果が薄れている」という声もあります。毎日その写真を目にしていると、最初の衝撃は薄れ、単なるパッケージデザインの一部のように受け流してしまう人もいるのです。さらに、一部の人はケースやカバーを使って写真を隠して持ち歩くなど、工夫している様子も見られます。

観光客が注意すべき点として、韓国ではタバコの価格も日本より高めであることが挙げられます。2015年に増税が行われ、現在は1箱あたり4500〜5000ウォン(約500円前後)が一般的です。

加えて、加熱式タバコや電子タバコにも同様の厳しい規制が適用されており、健康警告の写真が印刷されています。

こうしたタバコパッケージの現実は、韓国の「表向きの華やかさ」とは違う、社会政策のディープな一面を感じさせます。

旅行者がコンビニに立ち寄った際に何気なく目にするだけでも、韓国の社会的な取り組みや市民生活の背景を垣間見ることができるのです。

指名手配犯の掲示と防犯意識

韓国を旅行していて、日本人が「どこかで見たことがある」と感じる光景のひとつが、指名手配犯の掲示板 です。

日本でも交番や駅前に「全国指名手配犯」のポスターが貼られているのを見かけますが、韓国でも同じように、警察署や駅、バスターミナル、公共施設の掲示板に指名手配犯の顔写真や情報が掲示されています。

写真の横には、名前・年齢・罪状の概要が記載されており、連絡先には警察庁のホットライン番号が書かれています。中には「情報提供者には報奨金あり」といった記載もあり、国民全体で犯罪者の発見に協力する姿勢が前面に押し出されています。

旅行者にとっては少し緊張感を覚える光景ですが、これは韓国社会の「防犯意識の高さ」を象徴していると言えるでしょう。

韓国の治安はアジアの中でも比較的良好とされています。凶悪犯罪の発生率は高くなく、夜間でも大都市の中心部は安全に歩けることが多いです。

しかし、同時に「市民の目で治安を守る」という文化が根付いており、警察と市民が一体となって防犯活動に取り組んでいます。指名手配犯の掲示はその一環であり、公共の場で堂々と情報を共有することが「社会の安全を守るための責任」と考えられているのです。

また、韓国では監視カメラ(CCTV)の設置数が非常に多く、ソウル市内の繁華街を歩けば至る所にカメラがあることに気づきます。街頭防犯カメラの数は世界トップクラスと言われており、「犯罪を未然に防ぐために監視社会化している」とも評されます。指名手配犯の掲示と合わせて考えると、韓国社会がいかに治安維持を重視しているかが分かります。

旅行者にとって、こうした掲示は「怖い」というよりも「社会の透明性」を感じるポイントです。日本では、指名手配犯の情報は交番や限られた場所でしか目にしませんが、韓国では市民の目に触れる場所に広く掲示されているため、「治安維持は市民全体の責任」というメッセージが強く伝わってきます。

一方で、裏案内的な視点から言うと、このような掲示は「犯罪への関心の高さ」を反映しているとも言えます。韓国社会は比較的安全ですが、窃盗や詐欺といった犯罪は依然として身近な問題です。特に観光客が多いエリアではスリが発生することもあり、旅行者は「安全な国だから」と油断せずに注意を払う必要があります。

また、掲示板をよく見ると、過去に話題になった重大事件の犯人や長期逃亡している容疑者の顔が掲載されていることもあります。日本のニュースではあまり報じられないケースも多いため、旅行者にとっては「韓国社会が今何に関心を持っているか」を知る手がかりにもなるでしょう。

つまり、韓国における指名手配犯の掲示は単なる「犯罪者探し」ではなく、社会全体で治安を守るための取り組みの一部なのです。観光ガイドには決して載らないディープな情報ですが、実際に街を歩くと自然と目に入ってくるので、韓国旅行の際には一度立ち止まって眺めてみると、その国の治安意識の高さを感じられるはずです。

街に溢れる「パチモノ商品」事情

韓国を旅行していると、観光客がよく驚くのが 偽物ブランド品=パチモノ商品 の存在です。

特にソウルの南大門市場や東大門市場、釜山の国際市場といった大規模マーケットでは、表通りに並ぶ正規の商品に混じって、裏路地や小さな店で堂々とコピー商品が売られています。

財布やバッグ、時計、Tシャツなどの衣料品から、スニーカーやアクセサリーまで種類は豊富で、人気のハイブランドのロゴを模した商品が数多く並んでいます。中には「本物そっくり」と思うほど精巧なコピー品もあり、価格は正規品の10分の1以下ということも珍しくありません。そのため、観光客の中には「お土産代わりに」と軽い気持ちで購入してしまう人もいるのです。

しかし、当然ながらこれらはすべて違法商品です。韓国当局は市場の取り締まりを強化していますが、完全になくすことは難しく、今も「ある程度公然と流通している」というのが実情です。

特に観光地の市場では、外国人旅行者をターゲットにしたパチモノショップが暗黙の了解のように存在しています。

日本人旅行者にとって注意すべき点は、こうした偽物を購入して日本へ持ち帰ると 関税法違反 に問われる可能性があることです。空港の税関で見つかれば没収や罰則の対象となるため、「安いから」という理由で手を出すのはリスクが高い行為です。実際に、コピー商品を大量に購入して摘発されたケースもあり、観光客であっても免責にはなりません。

一方で、このパチモノ文化は韓国の「裏事情」を象徴する存在でもあります。韓国はファッション大国であり、若者の間では最新のブランド品を持つことがステータスとされる傾向があります。

そのため、高価な本物を買えない層が「安いパチモノ」で欲求を満たすという需要が絶えないのです。市場に並ぶコピー商品は、そうした社会的背景の表れとも言えるでしょう。

また、最近では「パロディ商品」として販売されるケースも増えています。たとえば、有名ブランドのロゴを少し崩したデザインや、文字をユーモラスに変えたTシャツなどです。

これらは「完全な偽物」ではなく「ジョークグッズ」として扱われるため、半ば合法的に販売されています。観光客が買いやすいのもあり、韓国土産として人気を集めているのも事実です。

旅行者が注意すべきは、パチモノとパロディの違いが曖昧な点です。販売者が「これはパロディだから大丈夫」と説明していても、国際的には商標権侵害に当たる場合があるため、安易に購入するのはおすすめできません。特にブランドバッグや時計などは、ほぼ確実にコピー商品とみなされます。

とはいえ、観光の視点からすると「市場に並ぶパチモノの数々」を目にするのは韓国ならではの体験です。正規のショッピングモールでは決して味わえないディープな雰囲気があり、「表の韓国」と「裏の韓国」が交差する瞬間でもあります。買うことはおすすめできませんが、冷やかし感覚で市場を歩き、その独特の空気を感じるだけでも十分に興味深い体験となるでしょう。

韓国伝統料理「ポシンタン(犬肉鍋)」とその未来

韓国の食文化は、焼肉、キムチ、チゲ、サムゲタンなど、日本でも広く知られた料理が数多くあります。しかし、その一方で外国人旅行者にとってショッキングな料理として知られているのが 犬肉料理「ポシンタン」 です。

「ポシンタン(補身湯)」は、犬の肉を煮込んで作るスープ料理で、滋養強壮に良いとされ、特に夏の暑さを乗り切るために食べられてきました。

韓国では古くから「伏日(ポンナル)」と呼ばれる真夏の特定の日に、スタミナ食として犬肉を食べる習慣があり、冷たい料理ではなく「熱い料理を食べて体のバランスを整える」という東洋医学的な考えに基づいています。

しかし、現代の韓国において犬肉文化は急速に廃れつつあります。その背景には動物愛護の意識の高まりがあります。若い世代を中心に犬は「ペット」であり「家族」であるという認識が強まり、「犬を食べる文化は時代遅れ」という意見が広がっています。

また、国際社会からの批判も強く、観光資源としてのイメージにも悪影響を及ぼすため、犬肉料理を提供する店は年々減少しています。

韓国政府もこの流れを受け、2027年までに犬肉の食用を全面的に禁止する方針を示しています。すでにソウル市や釜山市では犬肉市場の閉鎖が進み、犬肉専門店もほとんど姿を消しました。

数十年前には庶民的なスタミナ食として広く受け入れられていたものが、今では「裏文化」として細々と残るだけになっています。

旅行者にとって、この問題は韓国社会の価値観の変化を知る大きな手がかりとなります。同じ料理でも「伝統」と見るか「残酷」と見るかは人によって異なります。特に日本や欧米からの観光客にとっては犬肉料理の存在そのものが衝撃であり、SNSなどでは賛否両論が巻き起こることもしばしばです。

実際、観光客向けの一般的なレストランや市場では、犬肉料理を目にすることはほとんどありません。もし食べたいと希望しても、現地の人に聞けば「そういう店は今はほとんどない」「探すのが大変」という答えが返ってくるでしょう。逆に言えば、犬肉文化は過去のものになりつつあり、将来的には完全に姿を消すと考えられます。

この「ポシンタン」をめぐる状況は、韓国社会の近代化と国際化を象徴しています。伝統を重んじる世代と、グローバルスタンダードを重視する若い世代との間で価値観がぶつかり合い、結果的に社会全体が「変化」を選び取っているのです。つまり、犬肉文化の衰退は単なる食文化の変化ではなく、韓国の社会意識そのものが大きくシフトしている証拠だと言えるでしょう。

2027年の全面禁止に向けて、今後は「ポシンタン」は韓国旅行で目にすることのない料理になる可能性が高いです。だからこそ、今は「韓国の裏案内」の一部として紹介する価値があると言えるでしょう。

実際に食べてみた感想はこちら

まとめ:観光ガイドには載らない韓国のリアル

韓国旅行といえば、華やかなK-POPの舞台やトレンドのファッション、SNSで話題のグルメスポットなどが注目されがちです。しかし、実際に街を歩いてみると、観光ガイドには決して載らない「裏の顔」が垣間見えます。

本記事では、空港や駅に設置されたガスマスクから始まり、実弾射撃場、繁華街に散乱する違法金融広告、そしてトイレ前の自販機や裏路地の雰囲気、政治的ステッカー、衝撃的なタバコのパッケージ、指名手配犯の掲示、パチモノ商品の流通、さらには犬肉料理「ポシンタン」まで、10の視点から韓国のディープな日常を紹介しました。

こうして振り返ると、韓国は日本と非常に近い国でありながら、文化や社会の背景において大きな違いを持っていることが分かります。地政学的な緊張感が人々の日常に影を落としている一方で、若者文化や消費行動は非常にダイナミックで、常に変化を続けています。その両面を知ることで、韓国旅行は単なる「ショッピングやグルメツアー」以上の奥深さを持つ旅になるのです。

旅行者が意識すべきなのは、「裏の顔」に触れる際のスタンスです。

ガスマスクの設置や指名手配犯の掲示は安全を守るためのもの、違法金融広告やパチモノ商品は社会問題を反映した現実、ポシンタンの存在は文化の変遷を示すものです。

つまり、どれも単なる「珍しい光景」ではなく、その背後には韓国社会の歴史や価値観が刻まれています。そこに気づけば、旅の見え方は一気に広がります。

一方で、旅行者として安全を守るための注意も必要です。裏路地は昼間はローカルな魅力がありますが、夜間は避けるのが無難です。違法広告に興味本位で手を出すことも厳禁です。パチモノ商品は冷やかし程度に留め、購入は避けた方が安心です。

裏側を知ることは旅を豊かにしますが、「深入りしない」という距離感を持つことも大切です。

韓国旅行を計画している方にとって、本記事が「もうひとつの視点」を提供できたなら幸いです。表と裏の両方を理解することで、韓国という国をより立体的に体験できるでしょう。

華やかな観光名所も楽しいですが、街の片隅に潜むディープな一面に気づくことで、旅の思い出はさらに濃く、忘れられないものになります。

次に韓国を訪れるときは、ぜひガイドブックに載らない小さな発見を楽しんでみてください。

それこそが本当の意味での「韓国裏案内」なのです。

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