絶景が広がる空中の楽園:ラピュタの島『友ヶ島』へのアクセスガイド&おすすめスポット

こんにちは!秀吉ヤングです。

今回は、ジブリの名作『天空の城ラピュタ』のモデルとも言われ、廃墟マニアやアニメファンに大人気の『友ヶ島』を徹底的にご紹介します!

「由良要塞」としても有名なため、戦争遺跡や歴史好きの方にも非常に楽しめるスポットですので、ぜひ最後までお読みください!

友ヶ島とは

まずはじめに、友ヶ島とは、和歌山県の紀淡海峡に浮かぶ4つの無人島(沖ノ島、地ノ島、神島、虎島)の総称で、一般的に観光客が訪れるのは沖ノ島です。

友ヶ島には、明治時代に大日本帝国陸軍により、要塞として外国艦隊の進入を防ぐため、砲台や海軍聴音所(潜水艦の音を聴いて機雷で攻撃する場所)が作られました。

そのため、今でも戦争時代に作られた砲台跡や旧陸軍の宿舎跡、弾薬庫などが残されており、戦争遺跡として歴史的価値も高い場所です。

また、自然豊かな無人島であることから、「瀬戸内海国立公園」に指定されました。

その神秘的な廃墟の姿から、多くの観光客や写真愛好家が訪れています。


その後、南海電鉄による観光開発が行われ、現在の観光スポットとしての友ヶ島が誕生しました。

場所

友ヶ島がある場所は、和歌山県和歌山市加太になります。

大阪府と和歌山県の境界近くにあり、兵庫県の淡路島からもほど近い場所です。

アクセス① 大阪から加太港(フェリー乗り場)まで

大阪から公共交通機関で加太港までの所要時間は約2時間で、片道運賃は約1,150円です。

【例】JR大阪駅→新今宮駅(南海の特急サザンへ乗換)→和歌山市駅(南海加太線へ乗換)→加太駅

加太駅から徒歩約15分でフェリー乗り場(加太港)へ到着します。道中は海沿いの美しい景色を楽しめます。

アクセス② 加太港から友ヶ島までのフェリー

友ヶ島へのアクセスは、和歌山県の加太港から友ヶ島汽船のフェリーで向かいます。
フェリー乗り場から友ヶ島までは約20分です。
また、フェリー乗り場には売店もあります。

【フェリー運賃】

大人こども
往復2200円往復1100円

フェリーの運行時間は以下の通りです。

便加太港発友ヶ島発
9:009:30
臨時10:0010:30
11:0011:30
13:0013:30
臨時15:0015:30
16:0016:30

臨時便は、人の多いゴールデンウィークとお盆休みの間のみ運行。

水曜日は定休日です。(繁忙期除く)

※注意点としては、フェリーは予約することができないため当日券しかありません。
なので、繁忙期には早く行かないと当日券を購入できないこともあるそうなので早めに向かうことをオススメします。

悪天候時や強風の日にはフェリーが出ないため、予め天気予報や公式HPにて運航情報を見ておくことをオススメします。
公式の運行情報はこちらから→友ヶ島汽船

友ヶ島おすすめスポット

友ヶ島へのアクセス方法について知っていただけたと思うので、友ヶ島のおすすめスポットについて写真付きで紹介していきたいと思います。

第1砲台跡
第2砲台跡 
第3砲台跡(弾薬庫)
第3砲台跡(砲座・ラピュタのモデル!?)
第5砲台跡
看守衛舎
探照灯跡
旧海軍聴音所跡

第1砲台跡

第1砲台は、友ヶ島のなかでも最も存在感のあるスポットのひとつです。

明治時代から昭和初期にかけて造られ、紀淡海峡の防衛という重要な役割を担いました。

レンガ造りの壁やトンネルは当時の面影を色濃く残し、長い年月を経て苔や植物に覆われ、神秘的で幻想的な風景を作り出しています。

この第1砲台は、当時の原型に近いまま残っている珍しい砲台なのですが、付近の老朽化の問題からか、フェンスにより、現在は立ち入り禁止となっています。

立ち入り禁止ですが、外観からも歴史を感じることができます。

第2砲台跡

第2砲台跡は、海岸沿いの絶景スポットである一方、戦後の爆破により大きく破損しています。

波が荒い日はゴミが流れ込むこともあり、現在は安全上の理由で外観のみの見学となっています。

終戦後に、第2砲台は爆破されています。
そのため、かなり損傷が激しいです。

また、波が高い時期などでは、海水が下まで入り込むため多くのゴミが砲台内に残されています。

足の踏み場がないくらい地面がゴミで覆われています。

部屋の中には、当時使われていたと思われる道具もありました。

壁は崩れ落ちています。

※現在は、倒壊等、危険な状態のため外観のみの見学になるみたいです。

第3砲台跡(弾薬庫)

みなさんお待たせしました!
こちらが友ヶ島で最も有名な第3砲台跡です。

「友ヶ島」で検索した際に、一番目にすることが多い写真の場所が第3砲台跡です。

このレンガ造りの部屋は、弾薬庫で当時のまま保存されていて中に入り見学することができます。

しかし、電灯はないため、懐中電灯やスマホのライトで照らしながら見学することをオススメします。

1人で入るのはかなり勇気がいります。。。

第3砲台跡(砲座・ラピュタのモデル!?)

弾薬庫の他に、第3砲座跡には、友ヶ島が「ラピュタの島」と言われるきっかけとなった、砲座(大砲があった場所)があります。

まずは死ぬほど真っ暗で怖い階段を頑張って降ります。

真っ暗でめっちゃ怖い。。。

中で通路は繋がっています。

通路の先に光が見えました。

光の先には、、、

草木で生い茂る砲座跡が出てきました!

まさに、これが「天空の城ラピュタ」の世界です!!!

砲座は全部で4つあり、すべての違う個性を持っています。

とても美しいので、ここに何時間もいたいなーと思えるレベルです。

第5砲台跡

第5砲台は、戦後に爆破されてなくなっていますが、近くには弾薬庫などが残されています。

他の砲台跡に比べると少ししょぼいです。

かなり厳重な扉で閉められています。

中には何があるのでしょうか。。

看守衛舎

第3砲台跡のすぐ近くには、将校たちが暮らしていた看守衛舎が残されています。

しかし、床は抜け、壁は剥がれ落ちていて完全な廃墟になっています。

探照灯跡

ここが探照灯跡です。

探照灯跡とは、現在でいうサーチライトのことで、戦時中はここで敵艦隊や敵戦闘機を監視、照らしていました。

中は瓦礫や土砂が流れ込んでいます。

旧海軍聴音所跡

旧海軍聴音所は、当時、敵の潜水艦のスクリュー音を監視して、機雷で攻撃する施設でした。

中に入ることもできます。

中は、コンクリートで造られていて廃墟のような雰囲気でした。

窓からの光の入り具合もいい雰囲気を出してます。

さいごに

友ヶ島は歴史遺産と自然が融合した魅力あふれるスポットです。

この記事を読んで、あなたもぜひ友ヶ島を訪れて、非日常の冒険を楽しんでみてください!

注意】

暗いトンネルでは、でかい蜘蛛がいっぱいいました

※友ヶ島の注意点としては、おすすめスポットに行くまでに山道が多いのでスニーカーのような動きやすい靴で探索することをオススメします。


※マムシや大きな虫が潜んでいる可能性があるので、できるだけ長袖長ズボン、虫除けスプレー等を持っていくべきだと思います。

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