
西成 B級裏スポット
こんにちは!秀吉ヤングです。
大阪の中でも特にディープなエリアとして知られる「西成」。
昭和の面影を残す街並み、激安グルメ、ヤバめなおっちゃん達、危険な香りのする個性的な文化が入り混じるこのエリアは、普通の観光では味わえない独特の魅力にあふれています。
観光地としての華やかさはないものの、その分ここでしか味わえない“リアルな大阪”が体験できるのが西成の醍醐味です。
今回は、そんな西成の中でも特にディープな「B級裏スポット」を厳選して8つ紹介します!
この記事を読んでる好奇心旺盛なあなたにぴったりな、西成の冒険へお連れします!!
スーパー玉出

「スーパー玉出」は、大阪を代表する激安スーパーで、その派手なネオン看板と驚きの安さで知られています。
特に西成エリアには複数の店舗があり、格安の総菜が地元の方々に人気です。
大阪には41店舗も展開していて、
大阪では「1円セール」等のCMも流れているため、大阪の人で知らない人はいないスーパーです。
「24時間営業、年中無休、激安」といった大阪ならではの特徴があります。
また、スーパーと知らない人から見ると完全にパチンコ屋に見えるため、外観がド派手すぎると話題になりテレビなどでも度々取り上げられています。

ネット上では、
「スーパー玉出の弁当は腐っている」
「 スーパー玉出の惣菜はヤバい」
「 スーパー玉出は不衛生」
などの怪しい噂が上がっていますが、実際はそんなことはなく、激安すぎるために不安になった客が流したデマです。

実際に僕も惣菜を買って食べましたが、安いし普通に美味しかったです。
あと、1回だけスーパー玉出でトイレを借りたことがありますが、痺れます笑

西成を訪れた際は、このユニークなスーパーに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
驚きの価格とディープな雰囲気を楽しむことができます。
大阪救霊会館

大阪救霊会館は、新今宮駅からすぐの場所にあるキリスト教の教会です。
西成の教会なので、黒地に黄色い文字で聖書の言葉が書かれた看板や、赤い十字架が建物の外壁に多数掲げられており、独特で目を引く外観をしています。
ここでは、ほぼ毎日のように伝道集会(お祈り会的なやつ)が行われ、その集会に参加するとご飯がもらえます。
夕方に礼拝が始まり、近隣のホームレスの方々が集まります。
彼らはお祈りや牧師さんのお話よりも、支給される炊き出しメインで来ているとか。。。

看板や張り紙は定期的に変わるので近くを通る際は確認してみて下さい。
住所:大阪府大阪市西成区太子1丁目1−14
旅館 明楽

「旅館 明楽」は、西成区山王にある閉業した旅館です。
2010年頃に閉業したとの噂がありますが、実際はわかりません。

建物自体はかなり古いですが、壁が剥がれ落ちるなどの大きな損傷はなく、比較的きれいな状態で管理されています。


旅館の入口横には、
「豪華な家具 明るい洋室」
「気楽できれいな日本間」
と書かれています。
そのため、洋室も和室もあったことが伺えます。

御休憩・御宿泊と分かれていることから旅館明楽は「連れ込み宿」として営業していたのかもしれません。


「旅館明楽」がある場所は、あべのハルカスからあびこ筋を西へ2kmをほど行った「阪神高速 阿倍野入口 」付近です。
住所:大阪府大阪市西成区山王1−10
松乃木大明神「猫塚」

松乃木大明神は、西成区太子にある神社です。
境内には、三味線の形をした「猫塚」があります。

この神社の近くには、飛田新地という遊郭があります。
そのため、昔から芸者や遊女たちが使う三味線が多く作られていました。
その三味線をつくる際に、三味線の材料なるため犠牲になった猫を供養のために作られたものがこの「猫塚」です。

場所は、かなり入り組んだ細い路地を通らないとこの神社につくことはできません。
また、夜は暗くて場所柄的にも危険なため、昼間に行くことをおすすめします。
住所:大阪府大阪市西成区太子2丁目3−19
釜日労事務所

釜日労の事務所。
釜ヶ崎日雇労働組合(通称「釜日労」)は、釜ヶ崎の日雇い労働者により結成された労働組合。
主に日雇い労働者の権利を求めて活動をしている。
初代の委員長は、西成では有名な稲垣浩さん。
1970年代には、日雇い労働者に対する悪質なタコ部屋飯場との熾烈な戦いを展開しており、火炎瓶によるタコ部屋飯場を焼き打ちする。
1980年代には、山谷で日雇い労働者を支配しようとしていたヤ○ザに対して、暴動を起こして飯場の支配を阻止した。
このように日雇い労働者を守るために数々の伝説を残している労働組合です。
SHINGO★西成の看板

この大きな顔の看板は、西成を代表するラッパー「SHINGO★西成」さんのビック看板です。
この看板があるのは、かつて何度も暴動が起きている西成警察署の南側にある交差点にあります。
参考住所→大阪府大阪市西成区萩之茶屋3丁目1

2020年に、看板はリニューアルされて現在の「ブレない SHINGO★西成」になっています。
リニューアル前は「負けない SHINGO★西成」でした。

前の看板と違う点は、「負けない」から「ブレない」にメッセージが変わっている点とアート感が増したくらいです。
この看板をSHINGO★西成さんが作ったのは、SHINGOさんと仲の良かった社長と後輩が、西成の待ち合わせスポットとして面白い場所を作ろうとなったのがきっかけだそうです。
秀吉ヤングおすすめ曲
「SHINGO★西成 – 頑張ってれば」
天神ノ森廃文化住宅

ここは西成区天神ノ森と阿倍野区相生通のちょうど中間地点にある「廃文化住宅」です。
この廃文化住宅のすぐ隣には風致地区に指定されているのキレイな住宅地があります。



この廃文化住宅は写真で見たらわかるように、壁は剥がれ落ちていてガラス窓もところどころ割れているなどかなり老朽化が進んでいました。


家の前には、詳細不明なサイバーパンクを感じさせられる機械的なものが放置されていました。
(個人的にめっちゃ好き)
もしこれが何かわかる人がいたらコメントください。
うん高様より「ブラウン管テレビ」とのコメントいただきました。
ブラウン管テレビの内部で間違いなさそうです。


他には、ナショナルの洗濯機「うず潮32」が放置されていました。
懐かしいと感じる方はいらっしゃいますか?

奥に進むと自転車や楽器教室の看板があり、人が住んでいるようでしたので探索を終了しました。

てんのじ村記念碑

「てんのじ村記念碑」は、阿倍野区と西成区の境にある記念碑です。
周りはホームレス対策なのか、フェンスで囲まれていて近づくことはできませんが、フェンス越しに見ることはできます。
かつてこの辺りに「天王寺村」があったそうです。
「天王寺村」には、劇場が沢山あったので多くの芸人がこの地に住んでいて、天王寺村を「てんのじ村」と呼んでいたそうです。
そして、戦後には被害が少なかった「てんのじ村」に400人近い芸人が集まり、「てんのじ村」から現在の上方演芸が発展していったので上方演芸発祥の地とも呼ばれているそうです。
場所は、阪神高速阿倍野入口の左側にポツンとあります。

記念碑のすぐ隣には、「旅館明楽」があるので行ってみた際には一緒にチェックしてみて下さい。
さいごに

今回は、大阪・西成のディープな魅力が詰まったB級裏スポットを8つ紹介しました。
激安スーパーとして有名な「スーパー玉出」や、独特な雰囲気を持つ「大阪救霊会館」、歴史を感じる「旅館明楽」、さらには不思議な「松乃木大明神『猫塚』」など、西成ならではのスポットばかりです。
また、労働運動の拠点として知られる「釜日労事務所」、地元のラッパーSHINGO★西成が掲げた熱いメッセージが刻まれた「SHINGO★西成の看板」、時が止まったような「天神ノ森廃文化住宅」、そしてかつての文化を象徴する「てんのじ村記念碑」など、歴史と文化が交錯する場所も紹介しました。
西成は観光地としての華やかさはないものの、他では味わえないディープな魅力にあふれています。
普通の旅行では物足りない、ちょっと違った大阪を体験してみたいという方にはぴったりのエリアです。
ぜひ、西成の奥深い世界を自分の目で確かめてみてください!

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