【ラ コリーナ近江八幡】滋賀のオススメ異世界スポット|アクセス・見どころ

こんにちは!秀吉ヤングです。

今回は、滋賀県にある前から気になっていた「ラ コリーナ近江八幡」について紹介したいと思います。


ここは、バームクーヘンで有名な「クラブハリエ」と、和菓子の老舗「たねや」が手がける、いわばスイーツのテーマパークのような場所です。


大阪から電車で1時間ちょっととアクセスも良く、彦根城や安土城といった観光地の近くにあるから、旅行の途中で気軽に立ち寄れるのも魅力のひとつです。

ラ コリーナ近江八幡、一番の特徴は、なんといっても建物の屋根が一面“芝生”で覆われていること。
そのインパクトは、遠くから見ても圧倒的で、まるで絵本の世界か、ジブリのワンシーンみたいな空間が広がっています。


自然と建築がとけ合ったその姿は、思わずカメラを向けたくなるフォトジェニックさで、インスタでも話題になるのも納得の場所です。

実際に訪れてみると、若いカップルや女子旅っぽいグループ、家族連れなど、客層は幅広く、特に女性に人気がある印象。


店内では、ここでしか食べられない“焼きたてのバームクーヘン”を味わえるカフェがあったり、スイーツなどのお土産を販売しています。

一歩敷地に足を踏み入れると、どこを切り取っても絵になる空間が広がっていて、ただ散策するだけでも心が癒されるような異世界であるラ コリーナ近江八幡に行ってきました。

アクセス・行き方

Googleマップより

 〒523-8533 滋賀県近江八幡市北之庄町615−1

大阪からのアクセスは、電車で1時間、車(高速道路)で1時間半の近場です。

電車とバスを利用する場合

  1. JR東海道本線(琵琶湖線)を利用:​大阪駅から新快速電車に乗車し、約1時間で近江八幡駅に到着します。​
  2. 近江鉄道バスに乗り換え:​近江八幡駅北口の6番乗り場から、長命寺行きまたは長命寺経由休暇村行きのバスに乗車し、約10分で「北之庄 ラ コリーナ前」停留所に到着します。運賃は370円です。
  3. 徒歩で目的地へ:​バス停から徒歩約3分で「ラ コリーナ近江八幡」に到着します。​

※バスの本数は1時間に2本程度と限られているため、事前に時刻表を確認して下さい。

車を利用する場合

名神高速道路を利用:​名神高速道路竜王ICで下車し、一般道を約40分走行すると到着します。

※駐車場は無料で停めれる台数も多いです。

タクシーを利用する場合

近江八幡駅からタクシー:​近江八幡駅から「ラ コリーナ近江八幡」までタクシーを利用すると、所要時間は約10分、料金は約2000円程度です。

外観

ラ コリーナ近江八幡に到着して、まず最初に目を奪われたのが、あの印象的な“芝生の屋根”でした。
建物の屋根全体が一面の緑で覆われており、まるで自然の一部としてそこに溶け込んでいるかのような佇まいです。


まさに「自然と共に生きる建築」というコンセプトを体現したような姿で、初めて見る人には強烈なインパクトを与えます。

芝の屋根は写真で見たことがある方も多いと思いますが、実際に目の前で見ると、そのスケール感と存在感は想像以上です。


建物のフォルムは丸みを帯びており、人工物でありながらどこか“生き物”のような有機的な雰囲気をまとっていて、不思議と癒される印象を受けました。


芝生の間には季節の草花が咲いていることもあり、訪れる時期によって表情が変わるのも魅力のひとつです。今回行ったのは冬だったので雪が所々残っていました。

屋根だけでなく、建物の外壁や周囲の構造にも自然素材がふんだんに使われており、木の温もりや土の質感が全体に統一感を与えています。
コンクリートのような無機質さは一切なく、どこか童話の世界に入り込んだような気分になります。


晴れた日には、青空と芝屋根の緑が見事なコントラストを生み出し、まさに“映えスポット”としての魅力も満点です。

敷地内には小道や水路も整備されており、建物を囲むように自然を楽しめる散策路が広がっています。
のんびりと歩いているだけで気分がほぐれ、写真を撮らずにはいられない美しい風景があちこちに広がっていました。

この外観を見るだけでも、ラ コリーナ近江八幡を訪れる価値は十分にあると感じました。

内部

建物の芝生屋根に感動しながらエントランスへ向かうと、木の温もりが感じられるやさしい雰囲気の入口が出迎えてくれます。


ドアを開けて中に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、木材をふんだんに使ったあたたかみのある内装。
まるで“お菓子の森”に迷い込んだかのような空間が広がっていて、外観の自然な印象がそのまま内部にも続いているように感じました。

入口を入ってすぐ左手にあるのが、有名な「クラブハリエ」のバームクーヘン販売カウンターです。
ここでは、焼きたてのバームクーヘンがずらりと並んでいて、その甘く香ばしい香りがふわっと鼻をくすぐります。
目の前で焼き上げられる工程がガラス越しに見えるライブ感もあり、思わず立ち止まって見入ってしまいました。

右手には「たねや」の和菓子コーナーがあり、上品で彩り豊かな和菓子が美しく陳列されています。
洋と和、それぞれの魅力がバランス良く並び、どちらにしようか迷ってしまうのもこの場所の楽しみのひとつです。

さらに奥へ進むと、吹き抜けになった開放的な空間に、木製の螺旋階段があり、2階にはイートインスペースとカフェがあります。
木漏れ日のようなやわらかい光が差し込む空間で、時間を忘れてのんびりと過ごしたくなる心地よさがありました。

扉を抜け、建物の外へと出ると、本当に異世界に迷い込んでしまったかのような光景が広がっていました。


目の前には、広々とした緑の丘と田んぼのような風景が広がり、その奥には雄大な山々が連なっています。
舗装された小道はゆるやかなカーブを描きながら敷地の奥へと続いていて、まるで自然と調和するように設計されたランドスケープが目を楽しませてくれます。

冬の訪問だったためか、地面にはところどころに雪が残っており、鮮やかな緑と白い雪のコントラストがとても美しく、どこを切り取っても絵になる風景です。
遠くに見える大きな丸みを帯びた建物が、まるで未来の村のようにも見えて、不思議と落ち着く独特の空気感を漂わせていました。

中央には小さな水路のような流れがあり、チョロチョロと静かな音を立てて水が流れています。
その音に耳を傾けながら、澄んだ空気の中を歩いていると、まるで自分が物語の中の登場人物になったような感覚になります。

自然の中に溶け込むように配置された石や草の丘もまた、人工物というよりは大地の一部のようにそこに在り、訪れた人々の足を自然と止めさせる静かな存在感がありました。

土塔

ラ コリーナ近江八幡の敷地内を歩いていると、ひときわ目を引く不思議な形の建物が現れます。
それが、建築家・藤森照信氏が設計した「土塔(どとう)」です。

丸みを帯びた独特のフォルムと、土壁のような素朴な質感が印象的なこの建物は、まるで太古の遺跡と未来の建築が融合したような、不思議な存在感を放っています。
その見た目のインパクトから、訪れた人のほとんどが思わず足を止めて写真を撮ってしまう、ラ コリーナ屈指の“映えスポット”となっています。

藤森照信氏といえば、「自然建築」や「草屋根」「土壁」など、自然素材とユーモアを取り入れた作品で世界的にも注目されている建築家。
この「土塔」も彼の個性が色濃く反映されており、奇抜でありながらどこか懐かしさや温もりを感じさせてくれます。

土塔の外壁は自然の土や焼杉などを使用しており、人工的な冷たさとは無縁。どこか“手作り”の温かさを感じる佇まいで、近づいて見れば見るほど、その細部のユニークさに気づかされます。
また、建物の形は季節や時間帯によって表情を変えるため、朝・昼・夕とそれぞれ違った雰囲気の写真が撮れるのも人気の理由のひとつです。

この土塔はただのフォトスポットにとどまらず、ラ コリーナという空間全体が持つ「自然との共生」「遊び心」「創造性」を象徴する存在とも言えるでしょう。


他の施設とは一線を画すこのアート作品のような建築に触れることで、観光以上の“体験”が得られるはずです。

たねや クラブハリエの本社〈銅屋根〉

他にも、一際目立つ存在感を放っているのが、中央奥に見えるこの大きな建物。
こちらは、和洋菓子ブランド「たねや」と「クラブハリエ」の本社社屋であり、通称「銅屋根(どうやね)」と呼ばれている施設です。

建築デザインは、自然と調和するラ コリーナ全体の世界観を踏襲しつつも、より現代的で洗練された印象を受けます。
丸みを帯びた特徴的なフォルムと、深みのある銅色の屋根が印象的で、まるで大地から芽吹いたような建築とも言える存在感です。

残念ながらこちらの本社棟は、一般の方は立ち入ることができないエリアとなっており、外観のみの見学となります。
とはいえ、その巨大さとユニークな形状、そして美しく整備された周囲の景観とのバランスにより、遠目に眺めるだけでも十分な見ごたえがあります。


ラ コリーナ全体の中でも、静かに“企業の中枢”として存在しているこの建物は、まさにこのスイーツの世界を裏から支える心臓部といった印象です。

芝生広場や散策道からも写真映えする角度で見ることができるため、ラ コリーナを訪れた際は、ぜひこの“銅屋根の本社”にも注目してみてください。

焼きたての感動を味わえる「バームファクトリー」

たねや・クラブハリエの本社棟〈銅屋根〉のすぐ横に位置するのが、「バームファクトリー」です。


ここは、クラブハリエの代名詞ともいえる“バームクーヘン”を製造・販売・提供している施設で、ラ コリーナを訪れたら絶対に立ち寄っておきたいエリアのひとつです。

バームファクトリーでは、ガラス越しに実際のバームクーヘンの製造工程を見学することができます。


職人が丁寧に焼き上げていく様子を間近で見ることができるため、普段何気なく食べているバームクーヘンがどのように作られているのか、その手間と技術の高さを実感できます。
機械的な大量生産ではなく、一層一層焼き重ねられていく手作業の美しさには、思わず見入ってしまうほどです。

販売カウンターでは、できたてホヤホヤの“焼きたてバームクーヘン”を購入することができます。
ほんのり温かく、しっとりふわふわとした食感は、まさにここでしか味わえない特別な一品。
焼き立ての香ばしさと優しい甘さが口いっぱいに広がり、一口食べた瞬間に「これは本当に同じバームクーヘンなのか…?」と驚くほどの感動を覚えます。

また、テイクアウト用の商品も充実しており、パッケージもおしゃれなので手土産や贈り物にもぴったり。
その場で楽しむのはもちろん、おうちに持ち帰って家族とシェアする楽しみもあります。

本社棟に隣接しながら、訪れた人がクラブハリエの「こだわり」と「技術」を五感で体験できる場所、それがこのバームファクトリーです。
ラ コリーナに来たら、まずここで焼きたてを味わう。そんな流れが、もう定番になりつつあります。

バームファクトリー2階のカフェ

バームファクトリーの2階には、焼きたてのバームクーヘンをその場で楽しめるカフェスペースが併設されています。


このカフェでは、1階の工房で丁寧に焼き上げられたバームクーヘンを、注文後すぐに提供してもらえるので、まさに「焼きたての最高の瞬間」を味わうことができます。

提供されるのは、シンプルなバームクーヘンに、ホイップクリームが添えられた贅沢な一皿。
しっとりふわふわの生地に、ほのかに香ばしい表面、そして優しい甘さが絶妙に重なり合っていて、スイーツ好きなら感動間違いなしの美味しさです。
甘さ控えめで上品な味わいなので、最後まで飽きることなくペロリと食べられます。

カフェの空間もまた魅力的で、広々とした木の温もりあふれるインテリアに、天井の高い開放感のある設計。
大きな窓からは中庭や山々の景色を一望でき、まるで自然の中でゆったりお茶をしているような贅沢な時間が流れます。
観光地のカフェとは思えないほど落ち着いた雰囲気で、ひと息つくのにぴったりな空間です。

混雑時は整理券が配布されることもあるので、先に受付を済ませてから施設内を見て回るのがおすすめです。


焼きたてのバームクーヘンを食べるというだけでなく、「焼きたての香りと温度」「その場の景色」「空気感」まるごと味わえる、ラ コリーナならではの特別なカフェ体験がここにはあります。

遊び心満載!“映える”が詰まったガレージ風ギフトショップ

ラ コリーナ近江八幡のギフトショップは、ただのお土産コーナーではありません。
ここは、“ガレージ”をイメージしてデザインされた、遊び心あふれる特別な空間です。

店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、真っ赤な「ロンドンバス」。
存在感たっぷりのこのバスは、ショップのシンボル的存在で、多くの人がその前で記念撮影をしています。
まるで海外のストリートに迷い込んだような雰囲気に、思わずテンションが上がること間違いなしです。

さらに、クラシックな「シトロエン・Hトラック」や可愛らしい「フィアット500」など、ヴィンテージカーが店内に実物展示されており、車好きでなくても思わず見とれてしまうほど。
こうしたレトロな車たちが、お菓子やグッズのディスプレイと絶妙にマッチしていて、店全体がまるで“映えるおもちゃ箱”のような空間になっています。

もちろん、販売されているアイテムも魅力たっぷり。
クラブハリエのお菓子をはじめ、季節限定のマカロンや、ラ コリーナ近江八幡でしか手に入らない限定グッズなどが揃っており、見ても食べても楽しいラインナップです。
洗練されたパッケージデザインはギフトにもぴったりで、つい「誰にあげようかな」と想像がふくらみます。

“見る・撮る・選ぶ・楽しむ”が詰まった、まさに体験型のギフトショップ。
お菓子を買うだけでなく、空間そのものを味わいたくなる、ラ コリーナらしい遊び心にあふれたスポットです。

混雑状況・おすすめの時間帯

ラ コリーナ近江八幡は、平日・休日問わず多くの人が訪れる人気スポットです。
特に週末や連休、春休み・GW・お盆・年末年始などのシーズンはかなり混み合い、駐車場にも入場待ちの列ができることがあります。
ファミリーや団体ツアー、女子旅やカップルなど幅広い層に人気があるため、想像以上ににぎわっている印象を受けました。

僕が訪れたのは平日の昼過ぎでしたが、それでも観光バスが何台か停まっており、敷地内の各エリアには人の流れが絶えない状態でした。
特に「バームファクトリー」や「ギフトショップ」、「カフェ」のあたりは常に人が集まっていて、時間帯によっては整理券が配布されることもあるようです。

おすすめの時間帯としては、午前中の早い時間(開店直後〜10時台)が比較的空いていて、ゆっくりと見て回れる印象です。
午前中に行けば、焼きたてのバームクーヘンも並ばずに食べられる可能性が高く、写真撮影もしやすいです。


逆に、昼前後〜午後にかけては一気に混雑してくるため、できれば早めの到着を意識してスケジュールを組むのがおすすめです。

また、ラ コリーナは自然に囲まれた場所なので、混雑を避けてのんびり散策したい方には平日の午前中〜昼前がベストタイミング。
駐車場は無料で広めではありますが、繁忙期は満車になることもあるため、できるだけ余裕をもって行動することをおすすめします。

最後に

今回初めて訪れた「ラ コリーナ近江八幡」は、想像以上に見どころが多く、まさに“お菓子と自然のテーマパーク”と呼ぶにふさわしい場所でした。
芝生の屋根に始まり、バームファクトリー、異世界感のある建築、遊び心満載のギフトショップまで、どこを歩いても驚きと癒しに満ちていて、ただのお土産スポットとは一線を画しています。

特に印象的だったのは、焼きたてのバームクーヘンをその場で味わえる体験。
ふわっと香ばしく、しっとりとした食感が心に残り、「また食べに来たい」と素直に思える美味しさでした。
さらに、建物や空間の設計にもこだわりが感じられ、見て、歩いて、食べて、五感すべてで楽しめる場所だと感じました。

大阪や京都からのアクセスも良く、周辺には彦根城や安土城などの観光地もあるため、観光のついでにふらっと立ち寄れるのも魅力です。
もちろん、ラ コリーナ目当てで行っても1〜2時間は十分に楽しめるので、旅のハイライトにもぴったり。

自然と調和しながらも遊び心と美意識が散りばめられた空間は、日常の喧騒を忘れさせてくれるような不思議な力を持っていました。
何度訪れても違った景色や空気を楽しめそうな、そんな懐の深さも感じられる場所です。

「美味しい」と「心地いい」が共存するラ コリーナ近江八幡。
次は季節を変えて、またこの特別な空間を味わいに来たいと思います。

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